前回にひきつづきおかんの話です。
一昨日くらいにTVで、大阪のおばちゃんの自転車についてとりあげていました。
そこでは、「これが大阪のおばちゃんの自転車だ!」とイメージ図を出していました。
まさにうちのおかんのチャリでした・・・
ハンドルには “さすべぇ” 。
(注 : “さすべぇ”とは、自転車に傘を取り付ける便利道具です。関西圏ではかなりのおばちゃんが装着していますが、実は愛知県産の商品だったりする。)
ベルは壊れている。
(注 : もちろん、口でチリンチリンと言うのだ)
一年中ハンドルカバーがついている。
(注 : うちのおかんは赤色。)
後ろには巨大なカゴがついている。
(注 : ティッシュペーパー、トイレットペーパーが入れれるようにデカイらしい。)
サドルにはスーパーの袋がついている。
(注 : 雨の日にサドルが濡れないようにつけているらしいが、これまた一年中ついている。)
ただ、
ただ、
うちのおかんが典型的な大阪のおばちゃんと違うところは、
誰かとぶつかりそうになったとき、「あぶないあぶない。」と言ってすぐに降りないというところです。
おかんセーフ!
ついでなので、おかんの小話をもうひとつ。
NHKの集金のお話です。
我が家はマンション住まいなのですが、我がマンションには“NHK対策の連絡網”的なものが出来ています。
NHKが下の階から攻めてこようものなら、下の階のおばちゃんから
「岩谷さん、NHKがきてるで!」
と電話がかかってきます。
NHKが上の階から攻めてこようものなら、上の階のおばちゃんから同様の電話が。
その情報が入るとすぐ、我が家の電気は消されます。
空襲警報のようなものです。
静かに、そっと敵が去るのを待つのです。
そ~っと・・・
しかし、その完璧な連絡網も突破されてしまうことがあります。
(まぁ、連絡してくれるおばちゃんが留守だったりする時なんですが・・・)
突然襲ってくる魔の手から、我がおかんはどのように闘うのか?
敵に屈して、おずおずとお金を払ってしまうのか?
まさか・・・
うちのおかんに限って、そんな訳あらへん・・・
そうおかんは闘います。
意地でも払いません。
ピンポーン♪
おかん 「はーい。どなたですか?」
NHK 「NHKの集金に参りました。」
おかん 「今、おかぁさんいませ~ん。」(高音)
俺 「・・・」
・・・
恐るべきおかん。